2013年03月

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14日
(木
 
 ※伊集院光の2/25(月)ラジオで聞いた「軍手達」の話にインスパイアされて物語を作って見ました♪


 最高級の人気コンドーム達が、ある日話し合った。
 「こんな人生は、もう嫌だ。」と。
 そして彼らは決めた。
 「じゃ、穴を空けちゃえ。使い物にならなければ使われないはずだ。」
 そうして、自らに穴を空けた人気コンドーム達は使われなくなった。

 しばらくたったある日、そのコンドームの中の一人が言った。
 「ああ。我々は、ただのゴミとなってしまった。」と。
 するとそのコンドームは、皆と一緒に空けた自らの穴を塞ぎ、元の人気だったコンドームへと黄泉がえってみせた。
 しかし、他の穴を開けたままのコンドーム達は彼に言った。
 「他人に利用され捨てられるだけのお前は、それでも満足なのか。」と。
 彼は答えた。
 「満足できるかどうかは分からない。しかし、人に使われ捨てられるために我々は生まれたはずだ。」
 しかし、穴を開けた者らは反発した。
 「我々は、受精に繋がらないセックスだけに使われる事に我慢がならないのだ。遊び道具にされ捨てられる事のどこが良いと言うのだ。」と。
 そう言われた穴を塞いだコンドームは、「それなら穴を空けたまま長生きすればいい。しかし、私は私に生まれたコンドームの使命をはたす。」と吐くと、一人旅立っていった。

 しばらくしたある日、かつて、そのコンドームの愛好者だった男が、どこかで昔に戻ったコンドームが一つあると聞きつけ、そのコンドームを探していた。
 そして、自らの穴を塞ぎ元のコンドームによみがえったコンドームを手に入れる事ができた。
 穴を塞いだコンドームは大喜びをした。
 「これで使命を果たせる。」と。
 しかし、その喜びはすぐに変わった。
 自分を手に入れた男がこう言ったのだ。
 「おい。お前の他の仲間は、もう捨てられ燃やされこの世にいないぞ。」と。
 穴を塞いだコンドームは泣いた。仲間だった者たちは絶滅したのであった。
 その男は、コンドームに言った。
 「皆のぶんまで頑張れ。」
 コンドームは、頑張ることを誓った。
 そして、その事は、その晩に証明された。

 コンドームは男に使われた。そして、男に言われた。
 「おいコンドームよ。よく役に立ってくれた。感謝するぞ。」と。
 コンドームはその男に聞いた。
 「やはり我々はセックスの遊び道具として生まれ、そして捨てられるだけの人生なのでしょうか。」と。
 すると男は驚いたように言った。
 「なにを言っているんだ。お前の役目は遊び道具なんかじゃない。男女の愛を深めるための大事な道具なのだ。」
 コンドームはその男よりも驚いた。
 「初めて知りました。」

 男の精液をしっかりと包み込んだコンドームは捨てられた。
 しかし、その顔はなぜか満足であった。

 終わり♪



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